「コーポレートフェローシップ」キックオフ会見なう
SAPさんのスペースをお借りして、「コーポレートフェローシップ」の説明会をメディア向けに行ってます。
コーポレートフェローシップは、「企業が地域の課題解決の為に自治体に人材を派遣する」というプログラムです。
3ヶ月を単位にして、企業の人材が自治体に派遣されることで、自治体、地域住民、企業それぞれが「三方良し」となる仕組みです。
詳細は別途、公式メディアに掲載しますが、ここではリアルタイムで裏話系を。
まずは例によってギリギリな告知の件。
プレスリリース打ったのが一昨日の夜(泣。
それでも20人弱に来て頂いたのは幸い。しかし如何せん急ではあり、会見の様子は録画して本日中に公開予定です。
会見の前半は代表の説明トーク。後半が実際にテスト版で鯖江市に派遣されたSAPの奥野さんの結果紹介。
「SAPに入社して6年、一番きつかったー」ってことで、非常に学びがあるというお話でした。
きついと言っても、睡眠時間は取れるし、売上ノルマはないし、上司もいないし、そういう所はストレスフリーだけど、英語を伝わるように変換するとかが地味に大変だったようです。
元々、アメリカの方ではエース級のエンジニアが、会社を辞めて一年間のプログラムに参加するというのが「フェローシップ」なんですが、日本では会社を辞めるのが非常に敷居が高いので、企業に在籍したまま派遣するという形にアレンジしました。
実際、テスト版では派遣元のSAPさんの上層部の評価も非常に高く、継続的にこの企画にコミットして貰えそうです。
ということで、今のところSAPさんに非常にお世話になっていますが、もちろんそれ以外のIT系企業の参加も望んでますので、是非よろしゅうです。
SAPさんからは、大手さんの人事部系でヒットするんじゃないかと、お褒めの言葉も頂いております。
リーダーシップ育成(幹部候補生を鍛える)の立て付けですね。
海外に武者修行に行かせるのはやっぱり敷居があって、それより国内の自治体向けに、3人セットで行かせる方が、「ほどほど感」があって、それを50万円+経費で賄えるなら「お得感」もあるという。
CSRよりも、期待される社員に「いっちょ揉まれて来いよ」というね。
今回代表からは、「オープンガバメント推進コンソーシアム」なる団体構想もプレゼンされまして、例によって旗を立てることからドリブンで、中身はこれから決めるっていう。
それで「助けて下さい」って言うと、会場から早速好意的コメントが付くなど、ホント関さんは応援されるタイプであります。
(以下写真の下に続く)
終了後、顔見知りの方とお話してますが、会社によっては現場はリーダー級を出したがらないのでトップダウンが必要とか、特定の自治体に固定されるのはリスキーなので派遣先が分散される方がいいとか、自治体ごとに異なる課題や環境に合う人材をマッチングするのが大事とか、内部でも話している論点が、やはり出ております。
あと、さっそく「オープンガバメント推進コンソーシアム」構想に、好意コメントも頂きました。
これも昨年からあちこちで同じような機構、グループが生まれているので、どうポジショニングを取るかとかありますが、産官学の連携と言いつつ意外と大手企業さんとコネクトがない気もするので、そこをコーポレートフェローシップで繋げるといいなという、そういうことかなと思います。
※後で本日の会見動画やプレゼン資料のリンク出します。